魔法のバスに乗って
今週も気づけばもう木曜日、社会に出てる人も出てない人も毎日お疲れ様です。
社会に出てないサイドのフロントマン、Namewave鮭とばです。
最近は好きなバンドが、ファ○モンみてえな新譜を出して深いBAD入ったりしてました。頼むよ。
今日は何もテーマを決められなかったので、
どうしようかなあと下校中のバスに揺られながら文章を書いてます。
暇つぶしには丁度いいのかもしれない。
今日から私の通う学校は対面授業が始まったこともあり、
お昼過ぎに登校したぐらいにはチラホラ学生が生協にご飯を買いに出ていた。
それにしてもなんて髪色が賑やかなんだろう。10人くらいの集団が男女問わず皆うんこみたいな髪色をして横を通り過ぎた時はさすがに面白かった。
あれだけ人数が居れば1人くらい「個」を出しても良い気もする。みんな同じカレーとか食べるのかな。
それでも、彼ら彼女らの趣味嗜好はきっと、それぞれ違うのだろう(と、信じたい)。
スポーツやボランティアに勤しんだりしながら、何かをこの4年のキャンパスライフの間に見つけたり無くしたりするんだろうな。
ところで、あなたたちが耳から下げてるそのうどんみたいなイヤホンありますよね。
それより少しだけ大きい音がある場所がここにはあるから、良かったら案内しますよ。
是非、一生遊べるオモチャを紹介させてください。面白いかは保証できないけど。
そこでもやっぱり、何かを見つけたり無くしたりしますが。
なんて少しスピったことを書いてる間にも、バスは揺れ続ける。
信号待ちで僕らを追い抜いていく橙色の原付二種がとても可愛らしかった。乗っていたショートヘア・ガールも新入生だろうか。
サークル一同、心よりお待ちしております。
同じ帰路を通うこともこれで6年目に突入した。
いつもならこの振動に身を委ね、居眠りをしている所である。
しかし、こうも意識があると、
同じ景色で辿った様々な記憶とか、経験といったモノが思い出される。私も数年前に髪色をうんこ色にしたっけな。未だに原チャは怖くて乗ろうとも思わないな。
胸がキュッとならないうちにイヤホンの音量を上げることにした。
曽我部恵一BAND - 魔法のバスに乗って【Official Video】
奇しくもそれは、「魔法のバスに乗って」を再生していた時ことだったか。
偶然も実際に形となると、さも必然かのように思えるのだから面白いね。
曽我部恵一が、「午後4時をまわるころに現れる」と歌っていた星の王子様はどこにいるんだろう。彼の歌う「魔法のバス」はどこを走っているんだろう。
きっと、今私が乗っているようなやつみたいなストローのような形ではないのであろう。
そういった、「有るのか無いのか、それすらも分からないもの」をいつまでも探しながら大人になりたい気もする。そうじゃない気もする。
思い出もしかり。記憶と経験を拾ったり捨てたりしながらナイスミドルなジジイになりたい。
取捨選択ってやつやねんな。
かと思えば、全部要らんし全部要る気もするけど。
こうやって共感と反感に揺られているうちに、バスは終点に着いた。