「星野源との思ひで」について

毎日コラム生活4日目、特に意味もないことをやっているなぁとは思いつつ新しいことに挑戦するのはワクワクモギモギするのである。

やり続けたら何かしら形になると思うんですよねー。

それでも何にもならなかったら老後に読み返して楽しむのでまぁいいでしょう。

 

さて、一昨日の記事「地獄でなぜ悪い」で星野源サブカルの尺度だったと語られていたので私も負けじと書いてみようと思う。

 

 

the-itackworks.hatenablog.com

 

 

 

 

 

数か月前、卒業以来連絡も取っていない高校時代の軽音部の友人と遊んだ。

部活の同期自体は定期的に会っていたが、彼女は7年間一度も参加していなかったのである。今年の初め、その定期的な飲み会に珍しく彼女参加したのをきっかけに同じ関西に住んでいることが分かったので、友達が少ない私は数少ない友達の輪をつなぎとめるかのように連絡を取ったのである。

 

高校時代は割と仲が良かったと思っていたが、実際7年ぶりにまともに話すとなると「あれ、何を話していたっけ?」「どんな話をすればいいんだ?」と普段人と会うときはノープランで行く私は、いくつか話題を考えてから会うことにした。

 

当時部活動をおろそかにくっちゃべっていた功績が実り(後輩にはとても申し訳ないと思っている)、思い出話にも一輪の花が咲き、話題など考えていかなくても大丈夫だったと少し安心した。

 

そんな中、彼女は「7年間ずっと言いたかったことがある」と切り出してきた話がある。

 

 

 

「実は当時好きだったんだー」

 

 

 

 

と言われてみたいものだが、現実はそんないちご100%のようなセリフなど言われるわけもない。そんなことを考える間もなく

 

星野源(ほしのみなもと)って覚えてる??」

 

と言われた。

 

「ほしのみなもと」

 

その言葉で私はすべてを思い出した

 

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逃げ恥でバズったと一昨日書かれていたように、星野源は逃げ恥で一気に名前が知れ渡った。

 

しかし、我々は星野源のことをそれ以前から知っていた。

 

かつて出会った星野源(ほしのみなもと)は、知らないうちに国民的スターになっていた

 

そう。。。。。

 

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私は大学受験に2回失敗しているが、おそらく星野源すらまともに読めない知能の低さが原因であることは言うまでもない。

 

読者の方は「11人もいる!」というドラマをご存じだろうか?

 

2011年ごろ、夜23時台にやっていたドラマである。

当時私はこの時間帯のドラマが好きで、その友人にも勧めて(もう一人別の友人にも勧めた)部活中楽器も持たずドラマの話をしていた記憶がある。

 

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この話は、8人兄弟の子供と両親、計10人家族なのになぜか末っ子にはもう一人見えるという話である。そう、前母親の霊である。この末っ子のみ今の母親の子で、他7人は前妻の子供であるが実の子供には母の霊が見えないのである。そんな家族の問題を末っ子と前妻の霊が見守っていくみたいな話である。

 

登場人物はこんな感じだ

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あれ、今ではお家で踊っているフリー素材の星野源さんがモブキャラで出ているじゃないか?!

 

そう、このとき我々は初めて彼に出会ったのだ。

 

しかし、当時は何の気にも留めていなく、なんて俳優さんだろうね?くらいの話をしていて、スマホも普及しきっていない時代ですぐ調べることもなく「星野源」という名前だけエンドロールか何かで見て知っていたのである。

 

なんて読むんだ?と数秒思考した結果、当時高校2年生だった我々は彼をこう名付けた

 

「ほしのみなもと」、と

 

「ほしのみなもと」は有名になるまで「ほしのみなもと」であった。

というよりこんな話をしていたのも忘れていたくらい、数分の会話だった気がする。

 

久しぶりに遊んだ友人と私は当時のまましょうもない大人になった。

その間に星野源星野源としての地位を確立した。

 

こんな有名になるなんて思わなかったねぇー、なんて薄っぺらい話をしながらゲラゲラ笑っている17歳の25歳児でいるのもなかなか悪くないと思った。

 

落ちはないので無理やり落ちをつける。

 

こう何年も生きていると、あーあの時仲良かったあいつは今何しているのだろう?とか、久々に会いたいなぁと思いつつ、何か見えない敵に怯えるかのように連絡を取らないまま会わなくなった友人がたくさん増えた。

特に女性なんかは、急に連絡してもなんか下心があるのではないか?と思われるのも嫌だなぁと勝手に相手の心中を作り上げて連絡しづらくなってしまうこともある。

その点今回のように、億劫にならず連絡を取った私はファインプレーだったと褒めてあげたい。

 

高校時代LINEへガラケーのメールから移行した私は、今では大半の中学生以前の友人の連絡先を失ってしまった。高校時代の友人においても、当時LINEはそんなマストなツールでなかったので全員が全員の連絡先を知っているわけではない(グループラインはできていたがもう動いていない)。

 

人生1度きりなので、今年は会いたいと思ったときにはどんな疎遠になった友人でも、後先考えずに連絡を取っていきたいと思っている。

ましてや今仲良くしてくれている友人たちには、素直な気持ちで会いたいときには会いたいと連絡を取ろうと思う。

 

長くなっちゃったけど、ここにたまたまたどり着いた方がいれば音楽活動もしているのでそちらも見てほしい。

ではでは。